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免疫療法管理学講座

https://www.immunexut.org/

東京大学 医学部附属病院  未診断疾患イニシアチブ

免疫療法管理学講座

講座の概要

近年、サイトカインや細胞表面分子を標的とした「生物学的製剤」が開発され、種々の自己免疫疾患に対し、大きな成果を上げています。「生物学的製剤」治療が保険適応となっている疾患は、関節リウマチ、若年性関節リウマチ、乾癬、ベーチェット病、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)と多岐にわたります。これらの疾患は、アレルギー・リウマチ内科、皮膚科、整形外科、消化器内科、大腸・肛門外科、眼科と多くの科でみられています。本講座は、症例数の多い関節リウマチおよび乾癬を主に扱っているアレルギー・リウマチ内科、皮膚科、整形外科が母体なった寄付講座として、2013年4月に設立されました。

現在、関節リウマチに対しては、炎症性サイトカインであるTNF-αを抑制するインフリキシマブ、アダリムマブ、ゴリムマブ、セルトリズマブ、エタネルセプト、IL-6受容体を抑制するトシリズマブ、T細胞共刺激抑制剤であるアバタセプトの7剤が使用可能です。乾癬に対しては、インフリキシマブ、アダリムマブ、そしてIL-12/23を抑制するウステキヌマブが使用可能です。そして新たに、免疫担当細胞の特定分子を標的とした「低分子化合物」としてJAK阻害剤が開発され、本邦において治験も終了し、関節リウマチに対し使用可能目前の状態です。

「生物学的製剤」や「低分子化合物」は分子標的治療薬と呼ばれ、今後ぞくぞくと開発されていくことが予想されます。また、これら分子標的治療薬の適応疾患や対象症例はますます拡大していくことも予想されます。一方、これら分子標的治療薬は全ての患者に効果があるわけではなく、効果の程度も様々であり、重大な副作用も少なからず経験します。どのような患者にどの分子標的薬が効くのか、どのような患者にどのような副作用が出現するかなどを予見することは現時点ではほとんど不可能です。そこで、本講座では、各分子標的治療薬による免疫学的変化の解析やバイオマーカーの探索、遺伝子情報の検討を行うことで、個人個人に適した新規治療プロトコールの作成および新規分子標的治療薬の開発の基盤を構築することを目的としています。

研究活動

分子標的治療薬を用いた患者のデータベース作成と臨床検体管理およびそれらを用いた臨床研究を主体とします。具体的な研究内容は以下の通りです。

スタッフ

神田 浩子  特任准教授
立石 晶子 特任助教
リサーチナース  

場所

内科研究棟2階 アレルギー・リウマチ内科303/304研

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