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東大病院アレルギー・リウマチ内科における
関節リウマチ診療

東京大学医学部附属病院 アレルギー・リウマチ内科における、関節リウマチ診療の取り組みと特色について、ご紹介します。

1.関節リウマチの寛解をめざした診療

関節リウマチの治療は近年著しい発展をとげ、生物学的製剤をはじめとした選択肢の広がりは、患者さんの生活の質の改善に大きな貢献をしました。関節リウマチの治療戦略は旧来とは大きく変わり、寛解(病気の症状がほぼ消失しコントロールされた状態)を目標(Target)として治療すること(Treat to Target:T2T)、そして寛解状態を維持することが治療目標となっています。
寛解をめざすためには、まずは正確な鑑別診断、患者さんの病状や合併症にあわせた適切な薬剤の選択、そして疾患活動性についての適切な評価を継続的に行うことが不可欠です。
また、治療が飛躍的に進歩したとはいえ、実際に寛解に到達する患者さんは全体の40-50%にとどまっているのが現状です。全体の30%程度の患者さんは中程度以上の疾患活動性があるとされています。
当科では、以下にご紹介する関節エコーや生物学的製剤外来における取り組みを通じて、関節リウマチ患者さんに対して、よりよい臨床を提供できるよう努力しています。

2.関節リウマチ初診外来

当科の関節リウマチ初診外来では、以下のような患者さんを診療しています。

当科の経験豊富なスタッフが初診外来で拝見し、一人ひとりの患者さんにあった治療方針を患者さんと一緒に考えるように心がけています。
診断に苦慮されている場合には、適切な検査を行って鑑別し、診断の確定に努めます。場合によっては、診断や加療目的の入院をお勧めすることもあります。
病院や診療所からのご紹介も積極的に受けつけています。お気軽にご相談ください。
遠方であるなど長期の通院が難しい患者さんの場合も、診断の確定や薬剤の選択など、治療方針を立てるご協力をさせていただくこともあります。
予約に際しては、東大病院予約センター(03-5800-8630)(平日10時〜17時)でご予約のうえ、受診をお願いいたします。予約方法の詳細につきましては、当科外来案内もご覧ください。

3.関節エコーを用いた診療

関節エコー検査は、関節とその周囲を超音波で観察し、炎症の有無やその部位等を調べる検査です。具体的には、関節リウマチ初診外来を受診した患者さんで、診察所見だけでは関節炎があるかどうかの判定が難しい場合、他の原因による関節炎との区別が難しい場合などに関節エコー検査は広く行われています。当初関節リウマチと思われていた患者さんが、付着部炎主体の疾患(乾癬性関節炎、強直性脊椎炎など)や結晶性疾患(痛風、偽痛風)であることが分かることもあり、治療方針に大きく寄与しています。また関節エコーは治療経過中に、その治療がうまくいっているかを判定する際にも用いることがあります。このように関節エコーは安全に繰り返し行えることもあり、近年急速に普及してきた検査です。当科では、日本リウマチ学会登録ソノグラファーとして認定を受けた医師と検査技師が検査を担当しています。

4. 生物学的製剤外来(バイオ外来)

関節リウマチは炎症が持続することで関節破壊に至る病気です。破壊を押さえるには、定期的にリウマチの疾患活動性の評価を行い、十分な治療効果が出ているかどうかを判定し、不十分な場合には治療方針を随時見直していくことが非常に重要です。
当科の生物学的製剤外来(バイオ外来)は、主として、生物学的製剤治療を受けている患者さんを対象としています。主治医の外来診察日と同日に医師が予約を行い、定期的に受診していただきます。
バイオ外来では、関節の診察、患者さんによる自己評価を含めたアンケートを行います。血液検査の結果も含めて、現在の疾患活動性スコアを算出し、治療効果の判定を行います。その結果は、患者さんに説明されると同時に外来主治医とも共有されます。生物学的製剤が、安全にそしてより有効に投与されるよう診察します。
合併症の対応や治験を含めた臨床試験の遂行も行っております。
生物学的製剤の治療を受けていない患者さんでも、希望により、定期的な関節評価を行っております。

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