1. HOME
  2. 疾患解説
  3. 全身性強皮症(全身性硬化症)

疾患解説

全身性強皮症(全身性硬化症)

皮膚の硬化、レイノー現象、肺、食道、腎臓、心臓など内臓の線維化、血管病変を特徴とする膠原病です。30〜50歳代の女性に発症することが多く、明らかな遺伝性はありません。その病因は未だ不明ですが多くの患者さんで抗核抗体が陽性であり、自己免疫が発症に関係するものと考えられています。

血液検査では抗核抗体、抗Scl-70抗体、抗セントロメア抗体、抗RNP抗体、抗RNAポリメラーゼⅢ抗体などが検出されることがあります。

上記の内臓病変のチェックのために、食道造影、胃カメラ、胸部X線、胸部CT、呼吸機能、気管支鏡、心臓超音波、尿検査、各種血液検査などを検討します。

治療は症状に応じて選択します。以下に代表的な治療を紹介します。

各種病変が進行しないうちに診断、治療することが大事です。当科では全身を効率良く検査するメニューを用意してあります。

このページの先頭へ